文部科学省(2015)による情報活用能力調査によれば、小学5年生のキーボードのタイピング入力の平均速度が1分間に5.9文字ということです。
最近では、スマホでの音声検索により、短時間で、より簡単に検索ができるようになっています。しかし、音声検索をして情報を探すことができる場所はどのくらいあるでしょうか?例えば、会社には、人が集まればひとつの仕事に集中したい人、大事な話を電話口で話している人がいます。その中で音声検索ができるでしょうか?
やはりメインとなるのはキーボードによる検索なのです!
そこで、当教室では「毎日パソ」を参考に、日本語文章を1分間で60文字を目指し、常時80文字になるように練習をしています。(エラー率は10%以下)
タイピング入力の練習後は、毎回、指定した簡単なテーマ(例:日本で一番飲まれているジュースは?)を検索してもらいます。
そこでやっとタイピングが早いということは、ネット検索をして対象となる内容を”早く”見つけることに気づきます。もちろん、どのような情報を見つけるのか、それを判断するにはまた違った思考が必要です。しかし、検索を早くできることが大事なのです。
生徒たちには、前回よりも1文字でも多くなるように励ましています。また、実際、指の動かし方や、目線、姿勢はどういったものを動画で撮影して、見てもらいます。そうやって客観的に自分の姿を見ることにより、どういったふうにしたらいいのか見えてきます。